モンドセレクション授賞式2024 手記

前書き
2024年5月31日 現地時間AM12:55分 私はウィーン国際空港に到着した。
成田空港を離陸してから、ドバイでの乗り継ぎをへて、21時間30分後の到着である。
日本との時差がマイナス7時間、ほぼ1日をかけての移動、疲労はあるはずなのに、明日のイベントに向けての緊張感なのか、まったく疲れを感じることなく、異国の地で高ぶる気持ちを抑え平静さを装っていた。
なぜウィーンに来ることになったのか、このウィーンで行われたことを記していく。
モンドセレクション?
2022年秋、会社の打合せで‶モンドセレクション”という言葉が出る。
弊社製造の「朱鷺の子」をモンドセレクションに応募したい、との新潟県観光物産の女性社員Aさんからである。
「絶対に金賞以上が取れますよ」と根拠のない自信に圧倒されたことを覚えている。
それからモンドセレクションを徹底的に調べ、時間をかけエージェントを1社に絞る。
応募商品「朱鷺の子 黄身あん」
モンドセレクションに応募する「朱鷺の子」は2020年に弊社が継承してから2年半、大きなリニューアルをスタートさせた矢先だった。
1個1個を個包装にするための個包装の製作、それに伴うパッケージの製作、販売価格の見直し等、最も難しい変革の時期でありこの時期の応募は不安そのものだつた。
発案者の女性Aさんの自信とは裏腹に、自分の気持ちは1年目は金賞が取れなくてもいい、そもそも1年目で金賞をとれる確率が30%だし、1年目の評価で改良し2年目で取ればいい、と、気持ちを落ち着かせるための予防線を張っていた。
しかしながら、書類申請ぎりぎりまでに、個包装、パッケージを完成させ、その時点でできる最大限の努力を重ねた。
審査会用の商品に関しては、自分で、100粒選び個包装してもらい、その中から、56粒選び、私がパッケージに詰め、封をした。
全責任を背負うことになる。 念のためにクール便でエージェントまで発送し、審査が行われるベルギー大使館まで冷蔵で運んでもらい、審査の30分前まで保冷していただくよう、エージェントの担当者にお願いをする。そこまでが私のできることで、あとは祈るのみ。
審査結果!
2024年1月6日に審査会用の商品を発送して、審査は1月11日だったようである。
審査結果発表は4月中旬と聞かされており、3月までは気持ちは落ち着いていたし、モンドセレクションのことを忘れている日も多かった。
4月に入ると金賞が取れなかった言い訳ばかり考え、せめて銀賞は取ってほしい、と落ち着かない日が続いた。
4月8日月曜日、いつものように退社前にメールの確認を行うと、エージェントからのメールがあり、モンドセレクション委員会からの英語の送信文書が添付されていた。
Tokinoko Kimian ‶Gold Quality Award”と確かに書いてあり、すぐにエージェントに電話で確認をする。 エージェントも初出品での金賞受賞を本当に喜んでくれた。
弊社スタッフ、新潟県観光物産にも報告し、金賞受賞の喜びを分かち合った。
久しぶりに気持ちが高ぶっていた。嬉しくて、嬉しくて、興奮しながら自宅に帰り1人で祝杯を挙げた。
授賞式に参加することに
モンドセレクションの授賞式は、ヨーロッパの主要都市で開催される。
2024年は、オーストリアのウィーンで行われることが、審査前から発表されていた。
また、2024年から金賞受賞以上の商品に、授賞式参加できるインビテーションが送られ、弊社にもそのインビテーションは届いていた。(銀賞は招待されないことになる)
モンドセレクションにチャレンジするにあたり、金賞を受賞したら、受賞式に出席しメダルをもらって来ようと、社内でも話をしており、だれが授賞式に行くかとの問題が発生したが、会社を代表して私枝並が出席することになる。
4月末、私が授賞式に参加することが決まり、5月30日に成田から出国するまでの諸々の準備に関しては、本当に本当に大変だったので、割愛させていただく。
成田からのエミレーツ航空(ドバイ)でのフライトは、ドバイで乗り継ぎウィーンまで、シートもゆったりとしており、機内食もボリュームがあり最高だった。
授賞式 ウィーンホーフブルク宮殿

↑授賞式会場 ホーフブルク宮殿
6月1日、この日のためにレンタルしたタキシード一式を30分かけて着用し、エージェントと10社の代表十数名で、授賞式会場であるホーフブルク宮殿に向かう。
10:30 授賞式スタート。

↑授賞式会場内
今年から企業名ABC順での表彰との事で真ん中より後、同行企業10社の内の7番目である。
時間が経つにつれて、さすがに緊張してきており、途中トイレに行きタキシードをチェックしたりする。
いよいよ私の順番が近づく、レッドカーペットをゆっくり歩くようアドバイスをもらう。

↑壇上でのチアマンとの握手
名前を呼ばれゆっくりレッドカーペットへ向かい、階段を上り、レッドカーペットをぎこちなく歩き、主催者のチアマンと握手を交わし、メダルを頂き、朱鷺の子のパッケージとダルを持ち、賞状は副チアマンに持って頂いて、チアマンと3人で記念撮影となる。

↑壇上での記念撮影
撮影が終了し、再度チアマンとの握手の時に、朱鷺の子の箱を指さし「FAST TIME」と告げると、うなずいてくれた。
私の「FAST TIME」の意味は初めての出品で金賞が取れたことを伝えたかったが、違う意味でとられたと思う。
緊張のまま壇上から降り、降りきった所で頂いたメダルを落としてしまい慌てる。
主催者の女性から、別の箱を渡され、この中に頂けるメダルが入っている事を伝えられ、落としたメダルはダミーだとわかり、ある意味安心する。 すべてが5~6分の出来事だった。
別フロアに用意してある撮影場所に移動し、エージェント専属カメラマンにも撮影して頂いた。
予定より早く13:00には終了し、授賞式すべてがスムーズに行われ、エージェントの社長は、稀にみる感動の授賞式だったとの事。
初めての参加ではあるがウィーンで良かったと思う。
晩餐会 フェルステル宮殿

↑晩餐会会場 フェルステル宮殿
晩餐会開催時間は18:00。
10分前に会場のフェルステル宮殿に到着し路上で待たされる。
ウエルカムドリンクだけで1時間の歓談。
同行企業の方や日本人と思われる方々と楽しく話をし、昼食をとっていない胃袋にはウィーンの白ワインはかなり効いた。
19:00少し前に晩餐会会場に通され、10人が座れる大きな円卓であったが、同行企業の方々と席に着き、晩餐会の雰囲気を楽しむ。

↑晩餐会の光景
同行企業の方々と記念撮影したり、歌のショーを見たり、参加者と歓談したりと晩餐会を満喫する。
終盤になり、主催者のチアマン、副チアマンのご夫婦が私たちのテーブルにも来られ、通訳を介して談笑したのち、記念撮影を行う。

↑主催者ご夫婦との記念撮影
晩餐会のメニューであるが、前菜、メインディッシュ、デザートの3品しかなく(パンはあるが)、昨日の夕食会も3品だったので、こういうものなのだ、と理解する。




不満だったわけではないが、改めて日本食の素晴らしさを痛感した。
22:30分に晩餐会は終了し、ウィーンに来た目的の長い1日を終えることができた。
ウィーン 市内観光
6月2日、授賞式・晩餐会の翌日、同行者でのウィーン市内観光。 昨日の緊張感から解き放たれた顔は、当日のウイーンの空のように晴れやかで、笑顔あふれる市内観光となった。
大型のバスに乗り、フォルクス庭園、モーツアルトの金の像があるウィーン市立公園、ウィーン楽友協会・ウィーン国立歌劇場・ブルクガルテン(王宮庭園)は車窓から見学する。
午後からは、シュテファン大聖堂を外から見学し、街を歩き、シェーンブルン宮殿に向かう。
最後の見学場所であり、広大な敷地面積で、中の見学と併せ、2時間近く滞在する。
ウィーン市内の観光地はコンパクトで、徒歩でも回れるような所に世界遺産の建物、名所が
あり、街全体が世界遺産なことと、街並みの素晴らしさに感動した市内観光だった。
17:00 ホテルに到着し市内観光は終了したが、その日の夕食(後夜祭)会場がまた感動もので、レストラングリーヒェンバイスルは、モーツアルト、ベートーベン、マークトゥエイン等のサインが残されているレストランで、その‶サインの間”でたまたま食事ができた強運も私たちは持っており、何百年の歴史の流れに感動しながらウィーンを代表する料理を堪能した。


帰路
帰りもエミレーツ航空で、ドバイで乗り継いで成田まで。
13:00 ウィーン国際空港到着。 出国にあたり、預けるトランクの重さが気になる。
30㎏制限のところ、27kgとぎりぎりセーフ。 お土産を買いすぎたか。
ウィーン時間の午後3:30~午後9:05分まで5時間35分のフライトであり、機内食が1回出た。
ドバイ到着、ドバイ現地時刻 23:05分 2時間進む。
空港施設内に入る。成田行きのエミレーツ航空EK318便の搭乗口は電車での移動となり、1人では目的の場所にはたどり着けないのではと思うほど遠く、時間がかかった。
2:40分のフライトまで、3時間近くあり、ドバイの空港を散策する。
何事もなく成田に向けて出発し、長い機内の生活を楽しむことにする。 出発から1時間程で
最初の機内食が出た。 深夜ではあるが、しっかるとボリュームのある機内食で白ワインで
ゆっくり味わった。
食後すぐに機内は消灯され、天井に星空が浮かぶ。これもエミレーツ航空の売りらしい。
まったく眠気が起きず、長編の映画を2本、スマホのゲームを1時間、飛行ルートの確認等で、外は明るくなり2回目の食事となる。 日本時間で午後2時過ぎで着陸まで約3時間の時点での機内食。
ポークを選択したら豚カツとライスの日本食が出てきた。今回もボリュームがあり、今度はビールを頼みゆっくり味わう。
結局昨日から一睡もせずに日本に戻ることになる。 (結局34時間半起きていた)
17:35分予定通り成田国際空港に到着。 入国審査もスムーズに終了し、荷物も全員が戻り、同行者全員が無地に帰国し、エージェントの社長の最後の挨拶ですべてが終了した。
後書き
帰国翌日から仕事をするが、時差ボケなのか1週間以上体調がすぐれなかった。
眼の周りに違和感が残り、ボーとしている時間が続き、ずうっと眠たかった。
34時間以上も起きていたり、ウィーンでの3日間も熟睡出来ていないなど、体内時計が完全に狂ってしまった影響なんだと思う。
モンドセレクションはすぐに来年の審査の準備が始まる。6月中に来年も応募するのであればエージェントと契約を結ぶ必要がある。
この度の審査委員からの審査報告をもとに更にマイナーチェンジを行い、2年連続金賞を目指したい。